2月8日 雪

早朝に金縛りにかかったりしながら、5時過ぎに起床。工房へ行こうと思ったが、長靴を工房に忘れて生きており、積もった雪の深さを見ると、到底サンダルでは辿り着けないことに気が付く。薪ストーブに火を入れたり、テーブルの上を片付けたり、本を読んだりしながら過ごす。

朝食を終えてから、妻に「実は」と言って、工房へ行き長靴を取ってきてくれるようお願いした。でも本当はソレルのブーツやスポルティバの登山靴が玄関にあるので、それらを履けば自分でも工房へ行ける。スポッと履けないのが面倒なのでお願いしてみたのだけれど、彼女は嫌な顔一つ見せずに取ってきてくれた。足を痛めている息子は外で深い雪穴を掘っている。

まずは雪かき。一通りやって(終わっていないが)、蓋物の制作。漆途中の名刺入れを使ってみるためにリビングに持ってくる。それをみつけた息子が「めちゃくちゃかっこいい!」と言ってくれたので悦にいる。子供にいいと言ってもらえると最高に嬉しい。

11時過ぎに、妻と長女と一緒に長岡造形大学へ卒展を見るために出かける。僕は14:00からラウンドテーブルに登壇しなければならないので、二人とは途中で別れて終わってから再び合流することにする。

ラウンドテーブルは、新しくできた第4アトリエ棟の大きなガラス壁面を屋根から落下した雪で塞がれた場所で開催された。

以下は大学のウェブサイトにあった案内のコピペ。

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内容:
何が問題なのか−我々は何を目指しているのか?世界と新潟、長岡。世界と美術・工芸。ローカル、マージナル、エターナル!今を問い、未来を展望する座談会。

司会・進行 遠藤良太郎(絵画/美術・工芸学科教員)
書記 岡谷敦魚(版画/美術・工芸学科教員)

登壇者
富井貴志(木工作家)
安東嵩史(「な!ナガオカ」編集長)
荒井直美(新潟市美術館学芸員)
伊達亘(デザイン学科教員)
小林花子(彫刻/美術・工芸学科教員)
藪内公美(鍛金/美術・工芸学科教員)
佐川和暉(大学院修士2年生/美術・工芸領域) 
藤原慕仁亜(学部4年生/美術・工芸学科)
堀内路加(学部4年生/美術・工芸学科)
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前半、後半1時間ずつに分けて16:00頃には終わらせようという司会の遠藤先生の魂胆だったらしい。聴衆もたくさんでありがたい。はじめに遠藤先生が話し始めて、荒井さんの自己紹介が始まった瞬間、僕は前半が終わるのは早くても15:30になるだろうと確信した。結局色々と議論は白熱し15:40過ぎに前半が終了。全く半ではないが、16:00少し前に始まった後半もなかなか良い話が聞けて、結局終わったのはいつだったか。話が長すぎて(みなさん卒展観られなくなるし)後半は聴衆が減ったのは残念だったけれど、なかなか面白かったと思うので、動画が公開されたら観ていただきたいと思います。
個人的には、とても有意意義な会で、自分の活動としても新展開が見えてくる機会になりました。このような場にお呼びくださりありがとうございました。

夜はカルボナーラ。