また暫くぶりです。やっと書く気になってきました。

あっという間に春ですね。暑くなったかと思えば、この頃の小国は肌寒くてストーブに火を入れたりしています。制作も山菜採りも忙しい。昨晩は初めてウド鍋をしました。鶏モモ肉とウド(縦切りにしたものと縦に千切りにしたもの)、ゴボウ、シイタケ、エノキタケ、ネギを具材に酒、醤油と塩で仕上げましたたがとても美味しかったです。先月の終わりに新潟で金工をされている大桃沙織さんのアトリエへ伺ったときに庭の花山椒をいただいてきて、鍋で美味しくいただいたのですが、ウドでもいけるかなと思ったら当たりでした。春だななんて思っているとあっという間に暑くなって、気づけば梅雨ですね。

今年は3年ぶりに国立新美術館で国展が開催されます。一昨年は中止。昨年は監査までやったけれど展示はできず。明日5月4日から16日までです。 今日は一日陳列作業です。
毎年時間を取られて大変なのですが、国展に出品していなかったら今の形の We Are Atoms シリーズの展開はあり得なかったし、やはり一年に一度自分を大きく飛躍させてくれる機会になっているなと実感しています。今年は茶箱サイズの箱を出品しています。明日は会場におりますので、蓋を開けて中をご覧になりたい方はおっしゃってください。

公募展の存在価値というのは確かに低下しているのかもしれないですが、自分の考え方次第では自らの成長に生かすこともできると思います。木漆では、松崎融さん、谷進一郎さん、原清さん、北原進さん、佃眞吾さん、藤井慎介さんと非常に力強い個性を持った会員の皆さんが出品しています。作家性の強い先輩たちに自分の作品を批評していただける機会というのはこの会ならではだと思いますし、評価基準もなぜその人がこれを作るのかと言ったところに重きを置いているように思います。若い人たちにもぜひ継続的に出品して切磋琢磨していって欲しいなと思っています。 

国展ウェブサイト