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この本はかなりおススメです。日本人の科学軽視の思考にはもはやうんざりしていますが、これも簡単そうな装丁な割にはなかなか読み進めるのは難しいようにも思います。子供も読めたらいいなと思ったのですが。僕らがものを作ることによってで時間を遡るよりも、はるかに昔まで(というか宇宙の起源まで。正しいかどうかは正確なところ分からないけれどほぼ正しいと思う。)連れて行ってくれる科学というツールのすごさをもっと分かって欲しい。これを書いているiPhoneだってなんでこんなこと出来てるのか、こういうことを多少かじった僕はなんとなく理解できるけどほぼ意味不明です。それを当たり前のものとして使ってしまう現代人。そして科学と技術と倫理(などなどという風に分類されているもの)をごちゃまぜにして、科学の進歩が云々言っている我々。

過去と未来のことを語れる科学への関心なしに工藝を語る意味など正直もうないと思う。僕たちは自分たちの周りにあるもの、置かれている環境を理解しようと色々なことを考え、行動してきていて、結局全て通じているのだから。

少しだけ科学に興味を持つと世界の見え方が変わります。