昨日は朝から1日ワークショップ。今年度おぐに森林公園の体験館で行ってきたピクニックセットづくりの最終回です。1月に行われた前回と今回の2回で、長岡産杉の間伐材からスツールを作りました。前回は直径30cm、長さ2mのズブ生丸太が5本横たわっていたのですが、皆さんチェーンソーや斧、マンリキを駆使して座板と脚になる材料を割り出しました。

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今回はまず座板を大体平面にするところからスタート。特に裏面に関しては平面にする必要はありませんが、作業性を考えて両面ともあまりガタつかない程度の面にしてもらいました。素直な木を当たった人は割面がすでに平面の場合も。

続いて座板に穴あけ。クリックボールで行うので感覚的な行程です。もちろん慣れていないと穴が少しあさっての方向を向いてしまうのも面白い。その後、脚のホゾを削り出し、成形、組み立て、脚切りと進み、なんとか完成しました。

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ピクニックセット全容。面白いものが出来ました。雪が解けたら森林公園へピクニックに出掛けて欲しいですね。僕はもちろんやりますよ。

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今回僕が作ったサンプル。風雨に晒され使い込むと良い感じになりそうです。座の厚さが5cmほどあるので杉ですがとても丈夫。まだ材が乾いていないので、脚のホゾが突き出してくるとは思います。ホゾは若干テーパー状に加工してあるので、緩んでも座ればまたきつくなるということを繰り返して、動きが落ち着いたところで最終的に突き出した部分を切る予定。

折り畳みテーブルだけは乾燥材で作りましたが、他は全て生木。最初のスプーンは木を切って作りました。木の道具は生き物で出来ているんだという、分かり切ったようで実感できていないことを意識してもらえるワークショップにはなったと思います。来年度は2泊3日プランも計画していますので、お楽しみに。

ご参加くださった皆様、材料の準備にご尽力くださった皆様、大変ありがとうございました!