倉敷意匠分室カタログ5 『生きものをめぐる22人の作り手たちの物語』 で木のたまごを作らせていただきました。はじめにたまごを作ってくださいと言われた時には自分のものとして完成できないと思いましたが、タナベさんとのやり取りの末、出来上がってみるとしっかり自分のものになりました。これはちょっと面白い体験でしたが、考えてみれば当たりまえ。刳りものでも挽きものでも、2点間を結ぶ線はあくまで自分が作り出すので、上から見たかたちが決まっていても横から見たかたちは人それぞれになるのです。

倉敷意匠さんのカタログはいつも面白いのですが、このカタログもまた。ぜひご覧ください。