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灰糠盆の木地。木地に灰汁を塗って米糠で磨き上げる仕上げは、10年前に初めて国展に出品したときに古びた様を表現するために考えたもの。今でも同じ仕上げをするけれど、当初は荒々しく挽いていた木地もかなり落ち着いた仕上がりになり、灰汁を塗るのもかなり薄化粧になった。栗は放っておけば時と共に色が濃くなり、この仕上げをしたのと変わらない味わいが出る。今ではそのことを想像してもらうためにやっているようなものだ。

富井貴志

Simple but Complex

2019.12.14 Sat. - 12.22 Sun.

12:00 - 19:00(最終日17:00まで)

在廊日:12.14 Sat.

FUURO

東京都豊島区目白3-13-5-1F