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本日より10日まで西麻布の桃居にて個展が開催されます。大変充実した内容になっておりますので、是非お出掛けくださいませ。

壁面には学生時代同じ研究室で切磋琢磨した筑波大学の山田洋一氏による走査型トンネル顕微鏡写真を額装して展示しました。今回は金、銀、銅、ゲルマニウムの表面に分子が付着した様子ですが、とても美しいですし、どこかで見たことがあるような錯覚を誘います。極小の世界で展開されている事象ではありますが、結局のところ大きなものも小さなものの集合体として成り立っている訳ですから、相似性に近いものを感じるのは当然なのかもしれません。なにかと「違い」を意識してしまう世の中ですが、僕がひたすら物質表面からヒントをもらい模様を彫るのは、違いよりも「類似性」を感じたいからです。なんだ、みんな一緒じゃないかと。

本日と、明日土曜日は在廊しております。皆様のお越しをお待ちしております。