先日、松本民芸生活館を見学させていただきました。通常非公開ですが、主に松本民芸家具の創業者である池田三四郎氏のコレクションが多数置いてあります。もともと松本民芸家具の職人がそこで生活していたところで、当時の思い出話もたくさん聞かせて頂くことができました。これまで本でしかみたことのないものたちを細部まで実際に見て感じることができ、大変ありがたい機会となりました。サイズ感やものの重さは本で見ていても絶対に分からないですし、細かい処理が全体の印象に大きく関わっていることもあります。そしてそれらの佇まいは、木のものは使い込まれてこそ本当の輝きを放つことを教えてくれます。貴重な機会をいただきありがとうございました。感じたことを消化していずれ何らかのかたちにできればと思います。