kitoisitokami.JPG来月の展覧会のお知らせです。木と石と紙展。通常の展覧会ではまずない組み合わせ。僕は木。山崎さんとREGEVさんの石。ハタノさんの紙。この3つの素材から出来上がった作品をコンクリートの建物内外に展示します。

木と石と紙展 地球ってすごい。

富井貴志 山崎真美 Oren Regev ハタノワタル

2009年10月9日(金)~10月12日(月)
綾部市・交流プラザ
京都府綾部市とよさか町4番地

7月のはじめに綾部で打ち合わせをしました。夜も更けたころ、信じられないくらい美しい石を見てたら、自然と「地球ってすごいですよね」と口にしたことで、展覧会のタイトルが決まりました。10日、11日には cafe phalam さんのカフェ、12日には さすらいのうどん職人 のうどん、夜には吉田こうきさん、松本晃祐さんのインド古典音楽のライブがあります。充実した展示になるはずです。ぜひ綾部までお越しください。以下、僕が今回の展覧会に寄せた言葉です。


木を削って生活道具を形にしていくことは、
一枚の紙上に書かれた複雑な数式を
意味が通り出来る限り単純な式に変形させていくことにとても似ている。
山の中で朝起きてから夜寝るまで没頭する作業は内向きだが、想像は次々に広がっていく。
ふと顔を上げたときに見える森の木々や青い空に浮かぶ雲。
どこかで目にした恐ろしくきれいな夕日。
暗闇に広がる星空の動き。
全てを構成する素粒子。
自然を感じ、その一片の人間であることを感じる。
自然を記述する一本の美しい数式のような、そんな木の道具を作りたい。