尊敬する方から展覧会の案内が届いた。
そのことをきっかけにいろいろと考えてみる。

日々いろいろなものを作っているけれど、そのなかにはどうも手が進んで動かないものもある。それは箱。木工を始めたばかりの頃はとにかく箱が好きで、自分のものといえば箱ばかり作っていた。でも自分で仕事を始めてからは箱(刳物は別だけれど)を作らなければと思うだけで、重い気持ちのなっていた。今日いただいた案内状は、木工を学び始めたころのことを思い出させてくれて、自分がどんな箱を作りたいのかを教えてくれた。

たった一枚の紙だけれど、時にそれはすごい力があることを知った。