今日は木工なし生活。午前中は、両親教室で信楽の街へ。助産師さんが、二夫婦のために開いてくれた。出産時に父親がすべきサポートについて。こういうことはとても勉強になるのだけれど、それよりも純粋に面白くて聞き入ってしまうこの頃。いつ出てくるかはわからないけれど、とても楽しみ。

午後は工房のある童仙房でお茶の苗を植える手伝い。童仙房は宇治茶(煎茶)の主産地で、茶畑が一面に広がっている。お茶の木は30年ほどで植え替えになるらしいのだけれど、今日はまさに苗を植えて、そのまわりに細かく刻んだ藁をまく作業を手伝う。午後一番に行くなり、「お酒のむか?」で、焼酎の番茶割をいただく。この番茶がめっぽうおいしくて、激安の焼酎が魔法にかかったような味になる。6時前に作業を終え、「まあ上がっていき」で、そこからまた焼酎とつまみの嵐。しいたけをいただき、その後いつもお世話になっている陶芸家さん宅へ行き、濁酒含めいろいろといただいて帰る。こういうことをしていると、いままで自分のものづくりを語る時に「暮らし」という言葉を使ったこともあったけれど、全く「暮らしてなんかなかった」と思う。2月に引っ越してきてから僕たちはまさに「暮らしている」なと思うし、そんな僕たちは幸せだなと感じる。