どういうものを作ろうかと考える。器を彫りながら考える。

僕たちは無垢の木を使ってものを作っている。けれども僕は無垢の木だけがいいとは思っていない。はっきり言うと、「こんなところに無垢を使うなんてもったいない」とか、「ここは無垢でないほうが機能的にも良い」とか、あるときには、「無垢の質感でないほうがよいのでは?」とか。結局は、大切な部分に無垢の木を使ってあげて、他の部分はなるべく使わないほうが色々な意味で(それは環境的な面も含めて)よいのではないかなとも思う。こういう考え方で、これからどんなものが出来上がってくるのでしょう?自分でも楽しみです。

器をたくさん考えた。僕ははっきり言ってきれいに作ろうという気持ちがない。けれども「ここぞ!」というか「こういう用途なら」というところではきれいに作ろうと思う。要するに何に使うかということもそうだけれど、自分がどういう気持ちでそれを食べたいか、のみたいか、ということが大切なのだろう。

『自宅の書棚』という本を読んで、やっぱり本棚は面白いよなぁと思いながら考える。考えるって楽しいです。